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平成20年の黄金週間

過去4年間さかのぼってGWに何をしていたか確認してみたら、「バンド練習」「ライブ」「ツーリング」「バイクいじり」「くるまいじり」「スクーバダイビング」など。
が、今年はちとさみしい。「バンド」も飲み会しかしてないし、「バイク」にいたっては無きが如し扱い。
まだ子供がいないというのにだんだん生活に若さがなくなっていくようだ・・・

前半四連休:嫁と温泉、姪と華蔵寺公園遊園地、母と昼食、全国都市緑化フェア、だったかな。(もうあまり覚えてない・・・)
後半四連休:公園で「なにもしない」、碓氷峠鉄道文化むら、峠の湯、バンド飲み会、吹き割れの滝。
合間合間にネトゲなどで徹夜、昼過ぎまで睡眠。

後半は主に「癒し」にチカラを入れようと思い、まずは近所の広めの公園にリクライニングチェアを持ち込んで「なにもしない」をやってみた。何もしないでいれるのはせいぜい30分くらいで手持ち無沙汰になるだろうと予想し事前にブックオフで小説を購入。村上春樹著アフターダーク。最近お気に入りのアジカンのアルバムに同じ題名があったので。嫁は漫画を購入。

小説は映画や漫画などの動画・静止画と違って、文字を色や音や動作や香りやらに脳内変換する必要があるわけで、脳内の各部位が心地良く連携して気持ちいい。没頭してるときは自分がどこにいるかも忘れるくらいだが、体にたとえると適度な運動のようなものだろうか。それに疲れて意識を現実に引き戻して顔を上げると「緑がいっぱい」というのがまた良かった。
この「公園で読書」は俺も嫁も気に入ったので、またやろうと思う。

アフターダーク読後の率直な感想は「どうやら新しい試みをしているんだなぁ、でも期待していたのとはちょっと違う。なんかすっきりしない」でちょっと肩スカシだった。難しすぎて理解できなかっただけかも。

「村上春樹は喪失感を書く作家だ」という書評を見た記憶がある。でもアフターダークでは一部喪失感を思わせる描写はあるけど、テーマではなかったらしい。
ところが。その日の夜に喪失感を伴う夢を見た。以前住んでいた場所の近所の雑貨屋に行くのだが、町並みや雑貨屋はただひとつの商品を除いてすっかり雰囲気が変わっていた。その商品は少し趣向を凝らした電話機なのだが、そのひとつが変わらないがために、逆に他の変わりようが強調されて悲しくなる、という夢だった。サブリミナル喪失感とはおそるべし村上春樹。というかオレの思い込みか?
by nakamu2f | 2008-05-07 00:30 | 日記

二輪と猫二匹のいる生活

二輪とか猫とかの話題が中心の日記のようなもの。


by nakamu2f
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